これさえモノにすれば調理にまつわる面倒な作業からも解放される 断食野営のすすめ

Ac02

災害時にも経験を活かせて健康にも効果アリ

人が水も食べ物もなしで生き延びられるのは3日間。だが、水さえ手に入れば生存期間は1ヶ月以上にぐっと延びると言われる。近年、その健康効果に注目が集まる断食(ファスティング)を日頃からとまでは言わずとも1度は体験しておけば、災害時に活かせるのではないか。数週間は食べなくても生存できることを理解していれば、食糧がない状況下でもパニックにならず、避難所等での食糧をめぐるトラブルも減らせるはず。ファスティングの専門家、田中裕規氏監修のもと、野営×断食の良好な組み合わせを提案・解説するので、普段の週末野営に取り入れてみてはいかがだろうか。

監修/田中裕規

Pf

田中裕規

ファスティングと分子栄養療法のスペシャリスト。1級断食指導者としてこれまでに国内外合わせてのべ2万5000人以上のファスティングを直接サポートした実績を持つ。著書に『週末断食でからだスッキリ!』(三笠書房)や『3日で人生が変わる究極の断食力』(経済界)。

断食 理論編

断食をキャンプに取り入れるメリット

① キャンプでの調理にまつわる面倒な作業から免れ、自然と向き合うことに注力できる。

② 食料や調味料含め装備を大幅に減らして軽量化でき、その分ほかのギアにこだわることができる。

③ 血液が浄化されることで細胞やミトコンドリアが元気になり、本来の自分の状態を取り戻せる。

Default

断食=血液の浄化

 2024年元日に石川県能登半島を襲った「能登半島地震」。この震災によりアクセスが困難となった孤立地域や想定以上の避難者が身を寄せ合う避難所では、支給が追いつかず食料不足がひとつの問題となった。そこで本誌編集部が目をつけたのが「断食」。アウトドア誌として普段の野営に断食を取り入れることで人々の防災力を高められると考えたのである。今回監修を快く引き受けてくださった断食のスペシャリスト、田中氏も災害時における断食の可能性をちょうど話題に挙げていたと言う。