どこにでもある包丁を究極のナイフにリボーン !? 即応ナイフメイキング

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如何なる時でも究極の刃物を作れたら最強!

多くの家庭で1本は所有していると思われる包丁。この焼き入れ済みの刃物をカスタムしてフィールドナイフを作れたら……、しかもそれが何でもこなす伝説級のナイフなら……これも1つの“あらゆる環境に対応できる”サバイバルスキルと言えるだろう。というわけでここでは、今まで本誌で様々な(変態的)刃物を作ってきた実力派ナイフメーカー・中根祥文氏に無理を言い、かの巨匠・相田義人氏が生み出した「ハンドスケルペル」を包丁からこしらえる。中根氏曰く「今回は少し大変な工作です。が、完成するとちゃんと使えてうれしいナイフになるはずです! どちらかと言うとカスタムではなくリメイク、リボーンです」。心して挑むべし!

写真・文/中根祥文

相田義人公認

HAND SCALPEL

(包丁切り出しver.)

あらゆる作業をこなす有事にこそ携行したい名作が市販の包丁から作れる!

今回制作した「ハンドスケルペル」というカスタムナイフは、日本を代表する世界的ナイフメーカー・相田義人氏のオリジナルモデル。これは今はなき作家C・W・ニコル氏との会話から生まれた日本の銃刀法に沿う非常に有名な小型ナイフで、ニコル氏曰く「僕なら、熊一頭、丸ごとこのナイフで解体できる!」そうだ。相田氏が“ハニービーハンドル”と呼ぶハンドル腹部に極小の切り欠きを備えた意匠のおかげで、小型ナイフとは思えないほどに使い手の指にフィット。まさに医療用メス(スケルペル)のように自在に扱える殿堂品と言える。