有事を想定した装備だけで手軽にソロキャンプを楽しむ方法 サバキャンの勧め

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最小限のサバイバル装備だからこそキャンプ本来の楽しさが際立つ!

普段使っている野営ギアを災害時に活用できるということがどれほど心強いか、キャンプをしたことがある人ならば想像がつくだろう。今回は有事の際に身軽に動けるように、軽さを重視して装備をレイアウトしてみた。ULでは補い切れない部分はブッシュクラフトで賄うスタイルだ。

文/荒井裕介 写真/須藤文子

軽さと動きやすさを手に入れて災害に備える

 日頃の野営で愛用している装備と培ったスキルを有事にも活かせる備えにするために、今回推奨したいのはUL装備とブッシュクラフトを融合させたサバイバルキャンプだ。UL系のギアは潔いくらい無駄なものを省き軽量化をしているが、その潔さが行動を制限している部分もある。ここをカバーするためにブッシュクラフトスキルを融合させて、快適性の向上を図る。機動性と快適性を兼ね備えた、まさに有事の際に有効な野営である。

 食事は日数計算をして、温めて食せるレトルトなどを活用しつつ、自然の中から調達してより豊かにしていく。生活の基盤を3日程度で見出せれば災害時に自助行動を取れるようになる。

 日常時と非日常時を切り分けずに考えて、普段からこうしたことを意識したキャンプに定期的に取り組むことで、災害時の野営も普段の遊びと変わらない行為となる。精神的な余裕は視野を広くし、疲弊を軽減できるはずだ。また、軽い装備は一日中移動を余儀なくされる場合であっても疲労がかなり軽減できるのもメリットである。自宅周辺で採取可能な植物や水場を確認しながら週末訓練を行なっておくと、有事の際にゆとりを持った行動ができるので、ぜひ楽しみながら取り組んでいただきたい。