空き缶とナイフだけで完結! 想像以上の実力を備える ホーボーの定番工作

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最初歩にして最強の現地調達クラフトテクニック

ホーボーたちの日常生活で最も重宝されていたのが空き缶による工作。鉄器は人ひとりがそう簡単に作り出せるものではないので、彼らは周辺に落ちている空き缶を加工し、多様な生活必需品をこしらえていたのだ。ここでは日頃の野遊びにも使える代表的なホーボーギアをピックアップしているが、子供騙しと侮るなかれ。

今週末は”そこにあるもの“で命を繋いでみる!?
ホーボー野営再考

胡散臭い世の中から自ら飛び出した人間がいる

 19世紀末〜20世紀初頭のアメリカで、働きながら“方々”を渡り歩いた労働者を“ホーボー”という。西部に住む先住民を強制移住させて広げた農地、それを受けて発展した鉄道、世界的な農業機械の躍進などが重なり、膨大に収穫された農作物は供給過多で価格が暴落。生産性の向上は熟練労働者の需要も減少させ、同時期に流入した1800万人もの移民と相まって、労働者の生活環境は厳しくなる一方だったのだ。ゆえに家すら持たないホーボーたちも悲惨な一生を送った……かというと、そうでもないらしい。