子供時代にとりあえず登っていた本能的遊びの今 大人の木登り

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木から木へと移り飛び自然の一部となって楽しむ最先端の木登りがある

それが低木であれ、木に登ったことのない人はほとんどいないはずだ。虫取りや木の実取りは言わずもがな、理由もなく手を掛けたくなるのが樹木である。ここではそんな原始遊戯「木登り」について、大人になってしまったアウトドアマンにも有効なツリークライミングの最先端をお届けしよう。

Paul Poynter/ポール ポインター

イギリス・ドンカスター生まれ。本国で7年間アーボリストとして第一線で活躍した後、長野県松本市へ移り住む。株式会社マルイチ技術部長、アウトドアショップKテクニカルアドバイザー、その他「Wooden Hand」としてクライミング、リギングワークショップの開催やテキストブック制作等によりアーボリカルチャーの普及に努めている。

木登りの最先端は現場の仕事人に学ぶ

 木登り、つまりツリークライミングに最も精通した人物は誰か。それは樹木を根元から伐採することが困難な現場で活躍する高所剪定のプロ、アーボリストである。常日頃、ミスの許されない現場で自らの安全も保ちつつ仕事をこなす彼らなら、最先端の木登り術を知っているはずである。というわけで今回は、長野県伊那市に拠点を構えるアーボリストたちの聖地「アウトドアショップK」を訪ね、同店のテクニカルアドバイザーであるポール・ポインター氏に木登りの極意を教わった。