都市郊外の住宅地にもうまいものは生息中 近所でサバイバル

30 01

ある8月の服部家のタンパク質。いずれも近所に生息する旨い生き物である。ウシガエルのモモ肉は絶品。脂が少ない肉なので唐揚げなどが良い。アオダイショウのぶつ切りも素揚げにして食べた。肉は素直な肉味である。

文/服部文祥

捕まえてから料理になるまでの長い道のり

 放し飼いにしているニワトリの中に、鶏舎で飼われていたニワトリを混ぜたことがある。後から来たそいつは完全に「ここはどこ? 私は誰?」だった。まず、周りのニワトリたちが普通に食べているもの(生ゴミと虫と雑草)を何も食べられなかった。野外で活動したことがない体は、動きも鈍く、放し飼いのニワトリたちに置いてけぼりにされていた。

 配合飼料しか食べられなかったそのニワトリと、放し飼いのニワトリには食べ方に違いがあった。放し飼いのニワトリは、食べ物らしきものを一瞬ジッと観察し、クチバシで咥えてからワンテンポ考え、つつくなり、飲み込んだりするのである。鶏舎で育ったニワトリは、配合飼料をがっつくだけ。

 間抜けの象徴のように言われるニワトリでも、自分で庭を歩き回らせ、自分の食べる物を自分で探させれば、すこしは賢くなるのである。